地域が災害への強靭性を高めて行くには地域住民の災害対応への関心の向上と能動的な関与が不可欠であるため、学際チームを編成し、研究者と一般市民が協力してプロジェクトを進めるシチズンサイエンスの手法を取り入れて,防災まち歩きワークショップを企画。

学生を対象に教養教育科目を構築し授業を計画、授業では各分野の教員が災害と地域を知るために必要な知識の提供を行った上で,学生がそれぞれ選定した地域を実際訪れ,地域の住民や有識者にインタビューを行い地域の現状と課題を明らかにする.

さらにその情報を,スマホアプリ音声SNSの地図上の該当地点にプロットすることで,他の参加者も実際にその地点に行ってインタビュー内容を聴くことで追体験できるようにした.これにより文字を読むだけの表面的理解から,地域を実際に訪れて交流する機会が増加することで関係性の強化が期待され,地域の課題へ協働して取り組む体制構築に繋がっていくことを目指していきます。